「地理科学」における原稿の種別「翻訳」の廃止について

地理科学学会 編集専門委員会
 本学会誌「地理科学」は,78巻4号をもちまして,原稿の種別のうち「翻訳」を廃止することといたしました。
 かつて「翻訳」は,貴重な外国語文献を読者が日本語で理解するために重要な役割を果たしてきました。これにより,外国の優れた文献が,日本の地理学者の間に広く浸透してきました。しかし,昨今ではAI等の発達によって翻訳ソフトの性能が格段に向上し,PDFファイルからのコピー&ペーストによって,原文を翻訳することは極めて容易になりました。もちろん,翻訳ソフトによる訳出の精度にはまだまだ限界がありますが,外国語文献の内容を理解するには十分な性能を持ってきています。
 以上のことを鑑み,編集専門委員会では,原稿の種別「翻訳」は一定の役割を終えたと判断し,このたび廃止を決定するに至りました。何卒,ご理解いただきますようお願いい申し上げます。

(2024年2月21日追記)
原稿種別「翻訳」の廃止に伴って、投稿規定「日本語版投稿規定」・執筆要領「日本語版執筆要領」・原稿送付状「日本語版PDF」「日本語版Word」の4つのファイルを更新しました。原稿送付の際はこちらをご参照ください。


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地理科学学会 編集専門委員会
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