地理科学学会
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会     告
地理科学学会会長 岡橋 秀典 
2015年度秋季学術大会のお知らせ(第二報)

 地理科学学会では,下記の通り2015年度秋季学術大会(第32回シンポジウム)を開催いたしますので,多数ご参加下さいますようにご案内申し上げます。なお,今大会では巡検並びに一般研究発表は実施いたしませんので,あらかじめご了承下さい。


第32回 シンポジウム
テーマ:地方圏の未来を考える―ネクスト・ソサエティを求めて―
日 時:2015年11月1日(日)10:00〜17:00    
場 所:広島大学文学研究科 (東広島キャンパス)
参加費:500円。ただし,大学院生,学部学生は無料。
オーガナイザー:岡橋秀典(広島大)・日野正輝(東北大)

趣 旨:近年,地方創生論,地方消滅論など,地方圏の将来に関わる議論が活発化している。特に,地方経済の活性化や少子高齢化対策への関心が高まっている。しかし,地方圏の将来は,自然,文化,社会などを含む,より広範な枠組みのもとでも検討する必要がある。また,地方の問題の多くは地方固有のものではないとの認識も重要である。少子高齢化,知識経済化,雇用形態の変化,家族や地域社会の変化など,いずれをとっても転換期日本に関わる大きな課題である。このような問題認識に立てば,地方だけを切り取り,しかも特定の問題だけを取り出して危機を論ずるのは適切とは言えない。地域を重層的に捉える地理学の立場から,東京対地方の対立図式を超えた積極的な発言が求められる。さらに,転換期日本の観点からは,経済のあり方以上に,これからの社会(ネクスト・ソサエティ)のあり方を問う姿勢が重要である。そこで,本シンポジウムでは,都市,農村,地域経済などの構造的側面をふまえたうえで,ネクスト・ソサエティの創生の鍵となる諸主体(若者,女性,高齢者,移住者,高等教育機関)に視座を置き,地方圏の未来を展望してみたい。
プログラム:

Ⅰ.趣旨説明 10:00~10:15 岡橋秀典(広島大)

Ⅱ.報告

10:15~10:40 西原 純(静岡大):平成の大合併後の地方拠点都市と自治体行政

10:40~11:05 川久保篤志(東洋大):農業・農村と地方圏の未来

11:05~11:30 張 峻屹(広島大):若者と地方圏の未来

11:30~12:00 質疑応答と討論

    【休憩】 12:00~13:15 

13:15~13:40 久木元美琴(大分大):女性と地方圏の未来―子育て支援の視点から― 

13:40~14:05 杉浦真一郎(名城大):地方圏における介護サービスの課題と展望 

14:05~14:30 筒井一伸(鳥取大)・佐久間康富(大阪市立大)・嵩 和雄(NPO法人ふるさと回帰支援センター):移住者と農山村の地域づくり

14:30~14:55 藤井 正(鳥取大):大学と地方圏の未来

14:55~15:20 質疑応答と討論

    【休憩】 15:20~15:45 

Ⅲ.コメント

15:45~16:00 由井義通(広島大)

Ⅳ.総合討論 16:00~17:00

懇親会

日 時:2015年11月1日(日) 18:00~20:00

会 場:味和伊工房 フィオーレ

会 費:一般3,500円,学生・大学院生2,500円
(大会当日受け付けます)


■なお,弁当の販売はいたしませんので,ご了承ください。大会当日,生協食堂は閉まっております。昼食を予めご用意頂くか,大学近くの食堂(徒歩10分程度),コンビニ(徒歩5分程度)をご利用ください。

 
お問い合わせ先: 地理科学学会 集会専門委員会
〒739-8522 東広島市鏡山1‐2‐3 広島大学大学院文学研究科地理学教室内
TEL:082-424‐6656 FAX:082-424‐0320
地理科学学会ホームページ http://www.chiri-kagaku.jp/

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