地理科学学会
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会  告

地理科学学会会長 由井義通 

地理科学学会では、下記の通り2012年度秋季学術大会(第29回シンポジウム)を開催いたしますので、多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。なお、今大会では巡検ならびに一般研究発表は実施いたしませんので、あらかじめご了承下さい。

                          

第29回 シンポジウム

テーマ:デジタル時代の情報生成・流通・活用

日時:2012年10月20日(土)
9:30~16:30

会場:広島大学文学研究科 大講義室リテラ(B204)(東広島市鏡山)(地図は裏表紙裏)

参加費:500円。ただし、大学院学生、学部学生は無料

オーガナイザー:原 真志(香川大)・和田 崇(徳山大)

趣旨:近年のインターネットの普及とブロードバンドの拡大は,現代の社会・経済に大きな変化をもたらしている。地域情報化に関しては,「情報へのアクセシビリティ(情報への接近)」が最優先課題であった1990年代までに対して,2000年代に入ると「情報をいかに利用するか」という「情報のアダプタビリティ(情報の生成・流通・活用)」が重要課題となってきた。また,これに伴い,インターネットによる経済・社会へのインパクトを明らかにすることに加えて,インターネットの社会的浸透を前提としてその活用によって新たに生まれ,進化しているビジネスやサービスを研究していくことの必要性が増している。以上を踏まえ,本シンポジウムは,日本の諸地域における通信インフラを活用した情報の生成・流通・活用の最新の実態を明らかにし,発信することを目的とする。具体的には,次の2点について検討,発信を行う。第1は,地域経済の活性化やコミュニティの形成・充実を目的として構築,運営されているデジタルコミュニティについてである。第2は,インターネット上で流通するデジタルコンテンツについてである。これらの2点について,情報の①生成,②流通,③活用の3段階に分けて,各段階に位置づけられる取組みの実態を報告する。また,これらの取組みを支える情報通信政策および基盤整備の現状についても報告する。

プログラム:

I. 趣旨説明 9:30~9:40 原 真志(香川大)

II. 報告
  第1部:情報通信政策と基盤整備
   9:40~10:05 山田晴通(東京経済大)「行政の広域化と地域情報化の課題」
  10:05~10:30 佐竹泰和(東京大)・荒井良雄(東京大)「北海道東川町におけるブロードバンド
             の整備と利用」


  第2部:ICTを活用した地域のコミュニケーション
  10:40~11:05 中村 努(東京大)「インターネットを活用した地域医療連携システムの構築と
          普及——北海道道南地域の事例——」
  11:05~11:30 久木元美琴(奈良女子大)「大都市圏における子育て情報の供給と利用」
  11:30~11:55 箸本健二(早稲田大)「ICTを活用したネットワーク型ビジネススクールの構築と
             その環境整備—佐賀・鳳雛塾の事例−」

【昼食】 11:55~13:20

第3部:地方におけるコンテンツの生成・流通・活用
  13:20~13:45 山本健太(九州国際大)「地方におけるアニメーション産業振興の可能性」
  13:45~14:10 原 真志(香川大)「映画・コンテンツ産業と地域活性化——課題と可能性——」
  14:10~14:35 和田 崇(徳山大)「キャラクターを活用した地域振興——島根県の事例——」

III. コメント
  15:00~15:10 金子賢二 (総務省中国総合通信局情報通信振興課長)
  15:10~15:20 松本 正(経済産業省中国経済産業局流通・サービス産業課長)

IV. 総合討論 15:20~16:30
  進行:和田 崇(徳山大)

懇親会:17:30~19:30 広島大学生協北1レストラン(予定) 当日受付

お問合せ先:地理科学学会 集会専門委員会
〒739-8522 東広島市鏡山1-2-3 広島大学大学院文学研究科地理学教室内
電話:082-424-6656 FAX:082-424-0320
地理科学学会ウェブサイト http://www.chiri-kagaku.jp/